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金色に輝くボトルで、日本のナイト・マーケットでも人気の高いシャンパーニュ「アルマン・ド・ブリニャック」(Armand de Brignac)の株式50%を、モエ・ヘネシーが米国のラッパー、ジェイ・Zから取得した。
アルマン・ド・ブリニャックはモンターニュ・ド・ランス地区シニー・レ・ローズ村のキャティアが2006年にデビューさせた。黄金色ボトルのブリュット、銀色ボトルのブラン・ド・ブランなど、鮮烈なパッケージングで知られる。シャンパーニュ愛好家のジェイ・Zが2014年にブランドを買収した。
ジェイ・Zは元々はクリスタルのファンだったが、ルイ・ロデレールのフレデリック・ルゾー社長が、ラッパーがシャンパーニュを好むことに否定的な発言をしたことをめぐってボイコット。アルマン・ド・ブリニャックに乗り換えた。
ジェイ・Zは多くのグラミー賞を受賞し、多数のヒット曲を持つヒップホップ・アーティスト。ナイトクラブやファッション・ブランド経営など実業界でも活躍する億万長者でもある。妻はビヨンセ。
モエ・ヘネシーの発表によると、アルマン・ド・ブリニャックは北米、アジア、ヨーロッパで成功を収め、2019年には50万本以上を販売した。
モエ・ヘネシーの社長兼CEOのフィリップ・シャウスは「我々のシャンパーニュ業界での経験と国際的なネットワーク、ショーン”ジェイ・Z”カーター氏のビジョン、ブランド力、高級キュヴェの品質を組み合わせることで、ビジネスを新たな高みへと押し上げていけると信じている」とコメントした。
ジェイ・Zは「アモエ・ヘネシーのグローバルな販売網、比類のない強力なポートフォリオ、高級ブランド開発における長年の卓越した実績が、アルマン・ド・ブリニャックに、さらなる成長と繁栄に必要な商業力を与えてくれると確信している」と述べた。
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