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スペインワインの革命児テルモ・ロドリゲスの父で、レメリュリを復興したハイメ・ロドリゲス・サリス( Jaime Rodriguez Salis)が10日、自宅で亡くなった。94歳だった。
ハイメはバスク州イルンに1926年に生まれた。考古学、美術など文化事業に熱心で、イルンのローマ遺跡の発掘や調査を行い、作家としても作品を残している。
「グランハ・ヌエストラ・セニョーラ・デ・レメリュリ」はリオハで最も古い歴史を誇るワイナリーの1つ。14世紀に修道院が設立され、19世紀に財産譲渡で解放された。ハイメが1967年に購入し、荒廃していた状態から復興させた。2009年が彼の手掛けた最後のヴィンテージ。
1962年生まれのテルモ・ロドリゲスは1989年から栽培と醸造を任されていたが、父のハイメと意見が合わず、飛び出した。1994年、コンパニア・デ・ビノス・テルモ・ロドリゲスを設立し、各地の土着品種を生かしたワイン造りに取り組んだ。2010年にレメリュリに戻り、複数の品種をブレンドしたスペインを代表する白ワインと赤ワインを生産している。
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