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ナパの3つ星「フレンチ・ランドリー」、850ドルのテイスティング・メニューをスタート

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 シェフのトーマス・ケラーが、ナパヴァレーの3つ星レストラン「フレンチ・ランドリー」の室内での営業を再開し、個室で1人850ドルのテイスティング・メニューを供するプランを始める。


 カリフォルニア州は58のカウンティ(郡)の多くのレストランが、室外での食事、テイクアウト、デリバリーに限定されている。だが、サンフランシスコ、サンディエゴ、ナパなど7つのカウンティはレベル2に上がり、州知事は先週、客席数の25%の範囲で室内での営業を許可した。


 フレンチ・ランドリーはナパヴァレー・ヨーントヴィルにある全米で最も予約のとれないレストランの1つ。州知事の発表を受けて、3つある個室で、2人から8人までのグループ向けに850ドルの高価なテイスティング・メニューを供するプランを2日に発表した。


 レストランは一時的に休業し、7月に室外での食事を再開し、パティオで1人350ドルのコースを要予約で供していた。レストランのInstagramは「夢中にさせ、きわめてプライベートな体験」を提供するとコメントしている。


 「Restaurant-Hospitality」によると、トーマス・ケラーは全米各地に展開するレストランが苦戦している。ニューヨークの「TAK Room」と「Bouchon Bakery」は8月に閉店が発表された。ニューヨークの3つ星「Per Se 」は一時休業中で、市内営業の再開許可を待っている。


 850ドルのテイスティング・メニューは、ドン・ペリニヨン2006に始まり、カキ、オシェトラキャビア、フォアグラ、和牛など高級食材を使った料理が供される。これらに高い値付けで知られるワインと20%のチップを合わせると、1人当たりの支払額は1500ドルに達しても不思議はない。

 

 フレンチ・ランドリーはTockのシステムを使って、事前に食事代を前払いするシステム。


 平均的なアメリカ人にとっては途方もない高値だが、フレンチ・ランドリーにはプライベートジェットで食事するために飛んでくるようなセレブもいる。そうした顧客には許容範囲かもしれない。

 

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