「SUGALABO V」永浜良シェフが開業したシャブリ「Au Fil du Zinc」が売却

　永浜良さんがオーナーシェフを務めて人気の高かったシャブリのレストラン「Au Fil du Zinc」（オ・フィル・デュ・ザング）を、40歳の人気シェフMathieu Sagardoythoシェフが買収した。

　永浜シェフは「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」（東京・六本木）を含むパリと台湾のラトリエ、ヤニック・アレノの「ル・ムーリス」などで活躍した。シャブリにAu Fil du Zincをオープンして、シェフソムリエのファビアン・エスパナと共同経営してきた。地元の有名な造り手は常連客で、世界の評論家やトレード関係者からも高い人気を集めた。ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケイトとヴィノスにも、レストランレビューが掲載されている。

　現在はLVMH傘下のルイ・ヴィトンが、「SUGALABO」（スガラボ）のオーナーシェフ須賀洋介さんを迎えて、2月に「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」内に開いた「SUGALABO V」（スガラボ・ヴィー）のエグゼクティブシェフを務めている。永浜さんは須賀さんが六本木のラトリエのエグゼクティブシェフを務めていた下で働いたのを手始めに、各国のラトリエで一緒に働いた。

　エスパナが売却したAu Fil du Zincの新オーナーに6月からなるSagardoythoシェフは、パリの3つ星「ブリストル」、1つ星「アガペ」、ジュラの「メナーズ」などで活躍してきた。