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香港政府は23日、新型コロナウイルスの感染者急増を受けて、レストランやバー8600軒でのアルコール類の提供を禁止する方針を表明した。
林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官が、酒類の販売免許を持つレストランやバー、クラブでのアルコール類提供を禁止する方針を打ち出した。また、25日から居住者を除く外国人の香港国際空港からの入境を禁止する。
香港は、海外からのウイルス持ち込みや飲食店での感染により、感染者が5日間で、167人から356人に増えた。ナイトクラブが立ち並ぶ飲食街の蘭桂坊(ランカイフォン)で感染が広がった事態を深刻に受け止めている。状況が悪化すれば、営業時間の短縮や席数の制限も検討している。
ただ、料飲産業には大きな打撃となる。香港は昨年の民主化デモで観光客が落ち込んでいる。テナントの賃料はきわめて高く、アルコール類の売り上げに依存するレストランは多い。
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