「シャンパーニュの春」も黃信号

　グローワーの生産者団体が、シャンパーニュやヴァン・クレールを披露する4月中旬の「シャンパーニュの春」（le Printemps des Champagne 2020）に、新型コロナウイルスの感染症拡大で、黄信号が灯っている。

　タルラン、ラヴァル、ベレッシュら重要なグローワーが参加する「テール＆ヴァン・ド・シャンパーニュ」（Terres & Vins de Champagne）は、健康と安全のためイベントに参加しない方針を表明した。

　
　2020年のシャンパーニュの春は、4月17-22日の間、ランス周辺のホテルやイベント会場で開かれる。ピエール・ペテルスやJMセレックが加盟する「アルティザン・デュ・シャンパーニュ」、マーク・エブラール、J・ラサールらが加盟する「クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュ」など20を超す生産者団体が参加する予定だった。ヴァン・クレールをバイヤー、レストラン関係者、ジャーナリストに披露する。

　「テール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュ」は、ラファエル・ベレッシュとオーレリアン・ラエルトが発起人となり、立ち上げた。シャンパーニュの春の先駆となった団体。パスカル・アグラパール、ブノワ・タルラン、ヴァンサン・ラヴァル、ジャン・バティスト・ジョフロワ、アレクサンド・シャルトーニュらも加わっている。

　その後、シャンパーニュの春のウェブサイトからは日程表が削除された。各グループに問い合わせるよう求めるメッセージが掲載されている。