- FREE
シャトー・ムートン・ロートシルトの2017ヴィンテージのアーティストラベルに、フランスのアーティスト、アネット・メサジェが採用された。
メサジェは1943年生まれのヴィジュアルとグラフィックのアーティスト。パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京などで展覧会を開き、2005年のヴェネチア・ビエンナーレで ゴールデン・ライオン最優秀作品賞、2016年の高松宮殿下記念世界文化賞の彫刻部門で受賞した。
「ハレルヤ」と名付けられた作品について、シャトーは「現実的かつ、象徴的なアプローチで、彼女はミルクとワインという2つの物質を結びつけた。聖書はしばしば両者の美徳を賛美しながら、お互いに関連づけている」と説明し、「フェミニストの信念の刻印」としている。
2017ヴィンテージはカベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロ9%、プティ・ヴェルド1%。干ばつのため、平均的な年より生産量は減った。ワイン・アドヴォケイトのリサ・ペロティ・ブラウンは96+点、ヴィノスのニール・マーティンは94-96点を与えた。
ムートン・ロートシルトは、フィリップ・ジュリアンが戦勝の「V」を描いた1945年以来、アーティストラベルを作成している。現在はオーナーのフィリップ・セレイス、カミーユ・セレイス、ジュリアン・ド・ボーマルシェの3人がアーティストの選定に当たっている。1993ヴィンテージはバルテュスが描いた裸の少女が、カリフォルニアのグループから抗議を受けたため、米国輸出向けに白ラベルを輸出し、コレクターズアイテムになったことがある。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!