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トスカーナのスーパータスカン、マッセートが10月に、初のセカンドワイン「マッセティーノ(Massetino)2017」をデビューさせる。
マッセートは1981年にボルゲリに創設されたテヌータ・デッル・オルネッライアの、粘土ベースの土壌からできるメルローを独立させて、1986ヴィンテージにデビューした。4月に独自のセラーを完成させ、オルネッライアからは独立した畑と醸造施設で造る形を明確にした。
マッセートCEOのジョヴァンニ・ゲッデスは「セカンドワインを生産するのは自然な発展のように思える。2017ヴィンテージは最適なタイミングとなった。新しいワイナリーが新たなプロジェクトを追求する正しい環境をあたえてくれた」とコメントしている。
2017年は暑くて乾燥したヴィンテージ。平均3度の温暖な冬に続いて、発芽は平年より2週間早かった。4月末の冷涼だった時期を除いて、全体に温暖で乾燥していた。濃厚な色調で、リッチで熟したアロマを備え、熟したプラムとブラックベリーに支配されているという。マッセティーノはブレンディング中に厳格な選別によって生まれ、生産数は限られている。
オルネッライアはフレスコバルディ家が所有するが、ほかのワイナリーと独立した形で運営されている。マッセートは2009年に、イタリアワインでは初めてボルドーのネゴシアンを通じて販売を始めた。自由市場に委ねたことで、マッセートはラグジュアリー・ブランドとして確立された。マッセートとオルネッライアを別々のワインとして生産する構想は、ゲッデスCEOが3年以上前から語っていた。
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