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マコン・ワインコンクール、フルーロ・ラローズの「シャサーニュ・モンラッシェ・アベイ・ド・モルジョ2017」が白と赤でゴールドメダル受賞

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 フランスの権威ある通称”マコン・ワインコンクール”で、ブルゴーニュ・サントネイのドメーヌ・フルーロ・ラローズの「シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエクリュ・アベイ・ド・モルジョ 2017」(Chassagne-Montrachet 1er Cru Abbaye de Morgeot 2017)の白と赤がそれぞれ、ゴールドメダルを受賞した。


 マコン・ワインコンクールの正式名称は「コンクール・デ・グランヴァン・ド・フランス」(Concours des grands vins de France)。1954年にさかのぼる歴史を有する国際ワインコンペティション。4月に行われた2019年の審査には、フランス各地から9163本が出品された。20を超す国の約2000人の審査員がブラインドで試飲する。3分の2はプロだが、経験豊かな一般公募の審査員も含まれている。

 

 産業振興の目的を持つコンクールで、パリ農業コンクールと並んで、フランス国内の消費者への知名度が高い。ローヌとブルゴーニュの中間のマコンで行われるため、両産地の生産者が歴史的に重視してきた。メダルによるプロモーション効果も高いと言われている。


 シャサーニュ・モンラッシェのモルジョは赤向きの区画だが、豊満な白も産する。天皇陛下が昨年9月、皇太子としてドメーヌを訪問された際には、赤のマグナム2008を楽しまれた。ニコラ・フルーロは先代の時代にはグランプリやゴールドメダルを受賞していたが、1970年を最後に、コンクールへの出品を止めていた。


 久美子夫人がドメーヌに飾られている先代の受賞した賞状を見て、当主のニコラに何度か、コンクールへの出品を打診したところ、商売っ気の薄いニコラが腰を上げたという。

 

 久美子さんは「49年ぶりの出品ですが、ブラインドで9000本を超すワインから選ばれ、ゴールドメダルのダブル受賞という知らせに、ニコラも本当に喜んでいます。もっと頑張って、1人でも多くの人に 自分のワインを飲んでもらいたいと話しています」と喜びを語った。


 

ゴルードメダルのシール
ニコラ&久美子夫妻
1967年にグランプリを受賞した「シャサーニュ・モンラッシェ・アベイ・ド・モルジョ・ブラン1966」

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