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2018年のシャンパーニュの日本向け出荷量は、1300万本台に乗って過去最高を更新し、量・金額ともに世界3位を前年に続いて維持した。
シャンパーニュ委員会の発表によると、日本向け出荷量は前年より5.5%増えて1360万本に達した。2014年に1000万本の大台に乗って、4年間で300万本増えた。
世界的な出荷量は1.8%減の3億190万本だった。出荷額は史上最高の前年を0.3%上回り、49億ユーロを記録した。出荷量の落ち込みは、全体の60%を占めるフランスと英国の販売減少が主な要因だ。両国とも4%落ち込んだ。
最大の輸出市場である英国向け出荷量は2670万本で、3.6%減少した。出荷額も2.2%減の4億620万ユーロだった。2番目の輸出市場の米国は2.7%増の2370万本で、両国の差は縮まっている。米国の輸出額は1.5%減ったものの、5億7710万ユーロで英国を上回った。
輸出は増加を続け、数量で0.6%、金額で1.8%の伸びを示した。ロゼやプレスティージュなど高額なキュヴェの強い輸出市場が、全体の出荷額を押上げている。
中国・香港・台湾の中華圏は9.1%増の470万本だった。香港は額で14%増の4670万ユーロ、量で12%増の200万本、中国は額で12%増の4090万ユーロ、量で10%増の220万本だった。
カナダは4.8%増の230万本、メキシコは4.3%増の170万本、南アフリカは38.4%増で100万本を超えた。オーストラリアは、過去10年間で134%という伸びを示したが、為替レートの影響で1.8%減少して840万本にとどまった。
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