フレンチ「アピシウス」、世界のベストワインリスト2018の審査員賞受賞

　世界の一流ライターが寄稿する英国の季刊ワイン雑誌「ワールド・オブ・ファインワイン」の選ぶ「世界のベストワインリスト2018」で、フレンチレストラン「アピシウス」（東京都・有楽町）が審査員賞に選ばれた。

　「ワールド・オブ・ファインワイン」は2004年に発刊された。ジャンシス・ロビンソンやジャスパー・モリスMWらトップクラスの評論家による洞察の深い記事を掲載している。世界のベストワインリストは、世界最優秀ソムリエのアンドレアス・ラーソン、ジャーナリストのアンドリュー・ジェフォード、エリン・マッコイ、アルダー・ヤーロウ、アンヌ・クレビエルMWらが審査員を務めている。”ワインリストのミシュラン”と呼ばれる。

　ベストワインリストは5回目。9月にロンドンで行われた授賞式で、地域別、カテゴリー別受賞店などが発表された。1つ星から3つ星の受賞店リストは10月に発表される。アピシウスは1983年に開業。500種、3万本のフレンチワインをそろえている。審査員賞は、他店にない特色と鋭いセンスがあり、価格が適正で、大胆なラインナップを持つワインリストに与えられる。

　シェフソムリエの情野博之さんは「ソムリエをやっていてよかったと思える瞬間と、ソムリエ冥利に尽きるというソムリエ人生で最高の経験をさせていただきました。アピシウス35周年に華やかな色添えになりました」と喜びを語った。

　日本ではほかに「タカザワ」「レフェルヴェソンス」「カ・セント」が受賞し、世界では「テツヤズ」（シドニー）、「マルティン・ベラサテギ」（サン・セバスチャン）、「フレンチ・ランドリー」（ナパヴァレー）、「マサ」（ニューヨーク）などが受賞した。