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ワインレポートは14日、英国のジャーナリスト、ジェイミー・グッドを迎えた交流イベント「Field Blend」を、モダンヴェトナミーズ料理「An Di」(東京・神宮前)で開きました。
混植した品種の畑から複雑なワインを造るField Blendにちなんで、世界的なジャーナリストやマスター・オブ・ワインらをゲストに迎えて、多彩な参加者が意見交換をするイベント。その記念すべき1回目のゲストに迎えたジェイミー・グッドは、「ワインの科学」が世界でベストセラーになったジャーナリストです。コンペティションの審査員や産地探訪で年間200日は世界を旅行し、そのレポートを素早く発信するブログ「Wine Anorak」は世界的な影響力を誇ります。
世界最大級のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」(IWC)のコ・チェアマンも務めるジェイミーは、ロンドンのワイン業界で最も尊敬されるジャーナリストの1人。トレード関係者もつかまえにくい多忙なプロですが、参加者からの栽培や醸造の質問にも丁寧に答えて、大勢が持参した著書にサインをしていました。
ワインレポートが用意したワインは6本。白ワインが「信州たかやまワイナリー ソーヴィニヨン・ブラン 2016」「ポール・クルーバー シャルドネ 2016」「マリヌー ホワイト 2015」、ジョージアのオレンジワイン「フェザンツ・ティアーズ ルカツティリ 2015」、赤ワインが「ジャムシード レーンウェイ レッド 2013」「アシャヴァル・フェレール マルベック 2014」でした。
日本とジョージア産以外は、ジェイミーが訪問したことのあるワインばかり。ワインリストは会場で初めて渡したのですが、産地や醸造を詳しく説明したうえで、正確な試飲コメントを述べ、豊富な経験と知識を見せつけました。唯一の日本産ワイン「信州たかやまワイナリー」については、「グラッシーで、正確」と気に入った様子。アシャヴァル・フェレールは「アルゼンチン最高のマルベック」と評価していました。
ジェイミーはわずかな醸造的な欠陥も見抜く能力の高いテイスターですが、自然派ワインの多少の揮発酸は許容する柔軟性も持っています。「力強さとフィネスなどコントラストのあるワインが好き」と話していました。
大橋MWはジェイミーの解説を受けて、それぞれのワインの日本市場での可能性やジョージアワインの背景などについて説明し、参加者の理解を助けていました。大越基裕夫妻がオーナー&ソムリエを務めるAn Diの料理は、ワインとのペアリングがよく考えられ、ハーブや野菜を多用したヘルシーな皿ばかりで、35人分の料理はきれいに、胃袋に収められていました。
英米の有料ワインサイトの多くが、ヨーロッパの主要産地に軸足を置く中で、ジェイミーのブログは南アフリカやアルゼンチンなど未開拓な産地を重視し、先取り情報を発信しています。
「ボルドーやブルゴーニュなど伝統産地ではなく、新世界の知られざる産地を取材する方が楽しいし、重要だ。日本では、消費者と直接触れ合えて、市場の実態がよくわかったのがうれしい」と話し、今週はシャトー・メルシャンや酒蔵を回ります。
独立したジャーナリストとして我が道を行く硬派な存在ですが、Field BlendのオリジナルTシャツを着た背中に参加者のサイン寄せ書きを受けるお茶目な面も見せていました。
供されたワインは以下の通り。
「信州たかやまワイナリー ソーヴィニヨン・ブラン 2016」(Shinshu Takayama Winery Sauvignon Blanc 2016)
「ポール・クルーバー シャルドネ 2016」(Paul Cluver Chardonnay 2016」 輸入元:マスダ
「マリヌー ホワイト 2015」(Mullineux White 2015) 輸入元:BB&R
「フェザンツ・ティアーズ ルカツティリ 2015」(Pheasant's Tears Rkatsiteli 2015」 輸入元:ノンナアンドシディ
「ジャムシード レーンウェイ レッド 2013」(Jamsheed Laneway Red 2013」 輸入元:ワインダイヤモンズ
「アシャヴァル・フェレール マルベック 2014」(Achaval Ferrer Malbec 2014) 輸入元:ジェロボーム
ワインレポートは11月4日、大阪で、キャシィ・ヴァン・ジルMWを迎えて、南アフリカ・ワインの最前線に迫る「Field Blend」を開きます。詳しくはこちらへ。
https://www.winereport.jp/archive/1163/
混植した品種の畑から複雑なワインを造るField Blendにちなんで、世界的なジャーナリストやマスター・オブ・ワインらをゲストに迎えて、多彩な参加者が意見交換をするイベント。その記念すべき1回目のゲストに迎えたジェイミー・グッドは、「ワインの科学」が世界でベストセラーになったジャーナリストです。コンペティションの審査員や産地探訪で年間200日は世界を旅行し、そのレポートを素早く発信するブログ「Wine Anorak」は世界的な影響力を誇ります。
世界最大級のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」(IWC)のコ・チェアマンも務めるジェイミーは、ロンドンのワイン業界で最も尊敬されるジャーナリストの1人。トレード関係者もつかまえにくい多忙なプロですが、参加者からの栽培や醸造の質問にも丁寧に答えて、大勢が持参した著書にサインをしていました。
ワインレポートが用意したワインは6本。白ワインが「信州たかやまワイナリー ソーヴィニヨン・ブラン 2016」「ポール・クルーバー シャルドネ 2016」「マリヌー ホワイト 2015」、ジョージアのオレンジワイン「フェザンツ・ティアーズ ルカツティリ 2015」、赤ワインが「ジャムシード レーンウェイ レッド 2013」「アシャヴァル・フェレール マルベック 2014」でした。
日本とジョージア産以外は、ジェイミーが訪問したことのあるワインばかり。ワインリストは会場で初めて渡したのですが、産地や醸造を詳しく説明したうえで、正確な試飲コメントを述べ、豊富な経験と知識を見せつけました。唯一の日本産ワイン「信州たかやまワイナリー」については、「グラッシーで、正確」と気に入った様子。アシャヴァル・フェレールは「アルゼンチン最高のマルベック」と評価していました。
ジェイミーはわずかな醸造的な欠陥も見抜く能力の高いテイスターですが、自然派ワインの多少の揮発酸は許容する柔軟性も持っています。「力強さとフィネスなどコントラストのあるワインが好き」と話していました。
大橋MWはジェイミーの解説を受けて、それぞれのワインの日本市場での可能性やジョージアワインの背景などについて説明し、参加者の理解を助けていました。大越基裕夫妻がオーナー&ソムリエを務めるAn Diの料理は、ワインとのペアリングがよく考えられ、ハーブや野菜を多用したヘルシーな皿ばかりで、35人分の料理はきれいに、胃袋に収められていました。
英米の有料ワインサイトの多くが、ヨーロッパの主要産地に軸足を置く中で、ジェイミーのブログは南アフリカやアルゼンチンなど未開拓な産地を重視し、先取り情報を発信しています。
「ボルドーやブルゴーニュなど伝統産地ではなく、新世界の知られざる産地を取材する方が楽しいし、重要だ。日本では、消費者と直接触れ合えて、市場の実態がよくわかったのがうれしい」と話し、今週はシャトー・メルシャンや酒蔵を回ります。
独立したジャーナリストとして我が道を行く硬派な存在ですが、Field BlendのオリジナルTシャツを着た背中に参加者のサイン寄せ書きを受けるお茶目な面も見せていました。
供されたワインは以下の通り。
「信州たかやまワイナリー ソーヴィニヨン・ブラン 2016」(Shinshu Takayama Winery Sauvignon Blanc 2016)
「ポール・クルーバー シャルドネ 2016」(Paul Cluver Chardonnay 2016」 輸入元:マスダ
「マリヌー ホワイト 2015」(Mullineux White 2015) 輸入元:BB&R
「フェザンツ・ティアーズ ルカツティリ 2015」(Pheasant's Tears Rkatsiteli 2015」 輸入元:ノンナアンドシディ
「ジャムシード レーンウェイ レッド 2013」(Jamsheed Laneway Red 2013」 輸入元:ワインダイヤモンズ
「アシャヴァル・フェレール マルベック 2014」(Achaval Ferrer Malbec 2014) 輸入元:ジェロボーム
ワインレポートは11月4日、大阪で、キャシィ・ヴァン・ジルMWを迎えて、南アフリカ・ワインの最前線に迫る「Field Blend」を開きます。詳しくはこちらへ。
https://www.winereport.jp/archive/1163/
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