パワーリスト2013、パヴィとアンジェリュスが1、2位

　英国の高級ワイン取引市場「Liv-ex」が、パワーリスト2013を発表し、昨年のサンテミリオン格付けでプルミエ・グランクリュ・クラッセAに昇格したシャトー・パヴィとシャトー・アンジェリュスが1、2位に入った。

　Liv-exが価格動向、評論家の得点、取引動向、取引された量とヴィンテージ、平均価格の5つの基準で、1600以上のワインからトップ100ブランドを選んだ。ボルドーのセカンドワインはグランヴァンと一緒に一つのブランドとして扱われた。

　昇格した2シャトーは、プリムール2012の販売価格を値上げし、昇格によって過去のヴィンテージの価格も上昇した。パヴィは2012年の3位から、アンジェリュスは23位から順位を上げた。3位には同じく右岸のペトリュスが入った。左岸からは、2010年がパーカー・ポイント100点を得たパプ・クレマンが前年の97位から上昇し、4位となった。

　中国市場のブルゴーニュ・シフトを反映して、ルシアン・ル・モワンヌ（54位）、ジャック・フレデリック・ミュニエ（58位）、コント・ラフォン（71位）、ボノー・デュ・マルトレイ（99位）など7ドメーヌが新たにランク入りした。DRCは12年の1位から15位に落ちた。

　ペンフォールズのグランジが10位に入ったほか、イタリアからブルーノ・ジャコーザ（40位）、マッキオーレ（89位）がランク入りした。