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日本ではホテル・レストランもワイン専門店も、ブルゴーニュの有名アペラシオンが売れ行きの上位を占めていることが、ブルゴーニュワイン委員会(クロード・シュヴアリエ会長)の調査でわかった。
委員会が2016年に東京のホテル・レストラン、ワインバー150店と、ワイン専門店30店で、それぞれブルゴーニュワインの取扱量について調査した。
ホテル・レストラン、ワインバーでは、75%がブルゴーニュワインを在庫している。コート・ド・ボーヌの村名、プルミエクリュ、グランクリュは61%の店舗で、コート・ド・ニュイのAOCワインは57%の店舗で、シャブリAOCは60%の店舗で在庫していた。
白ワインで最も取り扱い量の多い5アペラシオンは、ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、ムルソー・プルミエ・クリュ、ムルソー、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、コルトン・シャルルマーニュと見事に有名産地に集中している。赤ワインも、ジュヴレ・シャンベルタン、ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ、ヴォーヌ・ロマネ、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ、エシェゾーと、知名度も価格も高いアペラシオンが強い。
ホテル、レストラン、ワインバーで取り扱いの多いアペラシオントップ5
白ワイン
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ
ムルソー・プルミエ・クリュ
ムルソー
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ
コルトン・シャルルマーニュ
赤ワイン
ジュヴレ・シャンベルタン
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ
ヴォーヌ・ロマネ
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ
エシェゾー
ワイン専門店販売も、有名で高評価のワインがトップ5 を占めている。白ワインではシャブリがピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、ムルソー、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、ムルソー・プルミエ・クリュと肩を並べる。赤ワインではブルゴーニュ地域名アペラシオンが、ジュヴレイ・シャンベルタン、ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエクリュ、シャンボール・ミュジニィ・プルミエ・クリュ、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュと肩を並べる。
ブルゴーニュワイン委員会によると、2016年の世界への輸出量は8080万本、金額は8億1320万ユーロで、それぞれ1.6%、4.5%増加した。日本は3番目の輸出市場で、量は3.9%減の785万本、金額は0.4%増の9786万ユーロ。白ワインの伸びが目立ち、赤ワインは減少した。
対日本輸出の内訳は白ワイン57%、赤・ロゼワイン39%、クレマン・ド・ブルゴーニュ4%。世界全体の輸出量と比べると、クレマン・ド・ブルゴーニュの比率は同じだが、白ワインが13%も多い。
白ワインをけん引しているのがシャブリ。白ワインの48%を占め、日本で飲まれるブルゴーニュ白ワインの2本に1本という勘定になる。2015年と比べて輸出量で15.5%、売り上げ高で14.7%増えている。マコネの地域名アペラシオンと村名アペラシオン(サン・ヴェラン、プイィ・フュイッセ、ヴィレ・クレッセ、プイィ・ヴァンゼル、プイィ・ロシェ)の輸出量も10%増加した。
一方、クレマン・ド・ブルゴーニュは輸出量と売上高がそれぞれ7.8%、10%増加しており、シャンパーニュの強い市場で存在感を増している。赤ワインは生産量の減少により、量で11.6%、金額で4.2%減少した。地域名アペラシオンが赤ワイン全体の67%を占めるが、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌのグランクリュ、コート・ド・ニュイの村名とプルミエ・クリュは、輸出量で11.7%、売上高で6.5%と大幅に増加した。流通市場での人気アペラシオンの傾向と軌を一にしている。
ブルゴーニュワイン委員会は、数年前から現地でのワインスクールや試飲コースを行い、動画をウェブサイトに投稿するなど、地道なプロモーションを続けている。ワイン観光にも力を入れている。ボルドーと同様のワイン文化施設「ラ・シテ・デュ・ヴァン」を2019年末にボーヌに開設する計画がある。
日本の流通市場で有名アペラシオンの人気が高いことから、ブルゴーニュワイン委員会は日本の市場はまだ知名度の低いアペラシオンを開拓する余地があると見ている。来日したシュクロード・ヴァリエ会長は「どこの国も有名なアペラシオンが売れるが、グランクリュはブルゴーニュ全体の2%にすぎない。ブルゴーニュのすそ野は広い。有名でなくても、素晴らしい品質のワインは多い。高価なワインばかりではないことを知ってほしい」と語った。
委員会が2016年に東京のホテル・レストラン、ワインバー150店と、ワイン専門店30店で、それぞれブルゴーニュワインの取扱量について調査した。
ホテル・レストラン、ワインバーでは、75%がブルゴーニュワインを在庫している。コート・ド・ボーヌの村名、プルミエクリュ、グランクリュは61%の店舗で、コート・ド・ニュイのAOCワインは57%の店舗で、シャブリAOCは60%の店舗で在庫していた。
白ワインで最も取り扱い量の多い5アペラシオンは、ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、ムルソー・プルミエ・クリュ、ムルソー、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、コルトン・シャルルマーニュと見事に有名産地に集中している。赤ワインも、ジュヴレ・シャンベルタン、ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ、ヴォーヌ・ロマネ、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ、エシェゾーと、知名度も価格も高いアペラシオンが強い。
ホテル、レストラン、ワインバーで取り扱いの多いアペラシオントップ5
白ワイン
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ
ムルソー・プルミエ・クリュ
ムルソー
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ
コルトン・シャルルマーニュ
赤ワイン
ジュヴレ・シャンベルタン
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ
ヴォーヌ・ロマネ
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ
エシェゾー
ワイン専門店販売も、有名で高評価のワインがトップ5 を占めている。白ワインではシャブリがピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、ムルソー、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ、ムルソー・プルミエ・クリュと肩を並べる。赤ワインではブルゴーニュ地域名アペラシオンが、ジュヴレイ・シャンベルタン、ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエクリュ、シャンボール・ミュジニィ・プルミエ・クリュ、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュと肩を並べる。
ブルゴーニュワイン委員会によると、2016年の世界への輸出量は8080万本、金額は8億1320万ユーロで、それぞれ1.6%、4.5%増加した。日本は3番目の輸出市場で、量は3.9%減の785万本、金額は0.4%増の9786万ユーロ。白ワインの伸びが目立ち、赤ワインは減少した。
対日本輸出の内訳は白ワイン57%、赤・ロゼワイン39%、クレマン・ド・ブルゴーニュ4%。世界全体の輸出量と比べると、クレマン・ド・ブルゴーニュの比率は同じだが、白ワインが13%も多い。
白ワインをけん引しているのがシャブリ。白ワインの48%を占め、日本で飲まれるブルゴーニュ白ワインの2本に1本という勘定になる。2015年と比べて輸出量で15.5%、売り上げ高で14.7%増えている。マコネの地域名アペラシオンと村名アペラシオン(サン・ヴェラン、プイィ・フュイッセ、ヴィレ・クレッセ、プイィ・ヴァンゼル、プイィ・ロシェ)の輸出量も10%増加した。
一方、クレマン・ド・ブルゴーニュは輸出量と売上高がそれぞれ7.8%、10%増加しており、シャンパーニュの強い市場で存在感を増している。赤ワインは生産量の減少により、量で11.6%、金額で4.2%減少した。地域名アペラシオンが赤ワイン全体の67%を占めるが、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌのグランクリュ、コート・ド・ニュイの村名とプルミエ・クリュは、輸出量で11.7%、売上高で6.5%と大幅に増加した。流通市場での人気アペラシオンの傾向と軌を一にしている。
ブルゴーニュワイン委員会は、数年前から現地でのワインスクールや試飲コースを行い、動画をウェブサイトに投稿するなど、地道なプロモーションを続けている。ワイン観光にも力を入れている。ボルドーと同様のワイン文化施設「ラ・シテ・デュ・ヴァン」を2019年末にボーヌに開設する計画がある。
日本の流通市場で有名アペラシオンの人気が高いことから、ブルゴーニュワイン委員会は日本の市場はまだ知名度の低いアペラシオンを開拓する余地があると見ている。来日したシュクロード・ヴァリエ会長は「どこの国も有名なアペラシオンが売れるが、グランクリュはブルゴーニュ全体の2%にすぎない。ブルゴーニュのすそ野は広い。有名でなくても、素晴らしい品質のワインは多い。高価なワインばかりではないことを知ってほしい」と語った。
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