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ボルドー2025ヴィンテージのプリムール商戦が、来週月曜の20日から本格的に始まる。UGCB代表のフランソワ・グザヴィエ・マロトーやシャトー・ボーデュックのギャヴァン・クイニー、ドリンクス・ビジネスのコリン・ヘイらのレポートを総合すると、霜害に見舞われた1991年以来最小の収穫量だが、暑く乾燥して病害はなく、シルキーなタンニンとアルコール度13-13.5%の時代にマッチしたクラシックで赤ワインができたという。
生育期(4-9月)の平均気温は20.2度で、2022年を除く近年のどの年よりも高く、猛暑の2003年よりも高かった。非常に乾燥した年で、生育期(3-9月)の降水量は364ミリ。最も近いのは2019年と1990年だった。重要なことに、2003年と2020年よりも降水量が多かった。
ブドウの芽吹きは過去25年間の平均よりわずか5-6日早く、穏やかで乾燥した条件の下で順調に進んだ。2024年にブドウ畑を悩ませたうどんこ病の再発は防げた。
夏の間の水分ストレスは大きかったにもかかわらず、8月下旬の雨のおかげでワインの濃度が高すぎるのを免れてフレッシュ感が得られた。収穫は白ワインが8月下旬、赤ワインが9月上旬と早く、9月末までには辛口ワインの収穫は終わった。乾燥によりブドウは小粒で果汁が少なく、収量は22hl/haまで減少した。
マロトー代表によると、赤ワインのアルコール度は13-13.5%。アロマが豊かで、しっかりした骨格を持ちながらタンニンは柔らかい。すぐに飲めてバランスがいいという。「2018、2019、2020、2022年と並ぶ傑作」と発言している。
2024年のプリムールは一握りのトップワインを除いて失敗におわった。収穫から半年の熟成中のワインを紙切れだけで契約をかわす先物取り引きをし、瓶詰めする前にバイヤーから代金を手に入れられるというキャッシュフローの良さが生かせなかった。
基本的に価格が高くなったのと、瓶詰めして売り出す際の価格がプリムールを下回ったヴィンテージも出てきて、プリムール購入のうまみが減っているのがその原因だ。背景にはボルドーの赤ワイン人気の退潮もある。プリムール・システムの有効性を批判する声も広がっている。
2025年は今のところ優れたヴィンテージと予想されている。5000人のバイヤーやジャーナリストがボルドーに集まる商戦の行方とワインの評価が注目される。
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