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キアンティ・クラッシコなど赤ワインで知られるトスカーナで、スパークリングワインをIGTの名称で生産できるようになる。イタリア農業省の国家ワイン委員会がトスカーナIGT(Indicazione Geografica Tipica)の生産規定を変更して、スプマンテ(Spumante)カテゴリーの新設を認めた。
トスカーナIGTは白ワイン、ロゼワイン、赤ワイン、微発泡ワイン(フリッツァンテ)に加え、干しブドウで造る甘口(パッシート)や遅摘みワイン(ヴェンデミア・タルディーヴァ)など、様々な種類のワインを対象としている。新規則により、スパークリングワインもこのカテゴリーに含まれる。
今回の変更により、瓶内二次発酵(メトド・クラシコ)またはタンク内二次発酵(メトッド・シャルマ)の両方の方式で、白とロゼのスパークリングワインを生産できるようになる。トスカーナのワイン生産者にとっては大きなチャンスとなる。IGTトスカーナを管理するコンソルツィオ・ヴィーノ・トスカーナ(Consorzio Vino Toscana)は「変化する消費パターンと市場ニーズに対応するもの」と声明で述べた。
ラベル表記は従来の「Toscano」または「Toscana」ではなく、「Toscana」のみが使用される。これはブランド認知度と市場での地位の強化につながる。トスカーナIGTはイタリアで最も認知度の高いワインの1つ。過去5年間の年間平均生産量は9000万本を超え、生産額は4億5800万ユーロに達している。約70%は輸出されている。
EUが最終承認すれば、生産者は2026年末までに新規則を適用できると見込んでいる。
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