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ドイツの2025年ワイン消費が減少、生産者が危機に直面

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 ドイツ国内のワイン消費の減少が止まらず、危機に直面している。ドイツワイン協会(DWI)が発表した最新データによると、昨年のワイ消費は量で4%、金額で5%減少した。


 2024年8月から2025年7月までの期間、ドイツの1人あたりの年間ワイン消費量は前年度より1本減った。16歳以上のワイン消費量は年間21.5Lで、前年同期は22.2Lだった。


 DWIは消費量減少の主な原因に、消費習慣の変化、生活費の上昇、人口動態の変化を挙げている。若い世代は飲酒の好みが異なり、高齢者はアルコール摂取量が徐々に減少していると指摘している。


 ワイン消費量は減少したものの、スパークリングワインの消費量は比較的安定している。1人当たり平均消費量は0.1Lのわずかな減少にとどまり、16歳以上は1人当たり3.5Lを消費している。スパークリングワインが確固たる地位を維持していることを示している。


 DWIのワイン消費量は、小売店や生産者からの直接購入だけでなく、レストランやバーなど自宅以外で消費されるワインも含まれる。昨年度、ドイツ人が消費したワインは1780万hlで、このうち1530万hlがスティルワインで250万hlがスパークリングワインだった。


 ドイツの2025年のワイン収穫量は過去10年間の平均を約16%下回り、計730万hlとなった。これは2010年以来の最低収穫量となる。ワイン業界は、季節労働者の不足や最低賃金の上昇などの構造的な問題に直面している。機械化が困難または不可能な急斜面でワインを醸造する生産者にとっては特に深刻な問題だ。


 ドイツ国内では独立系ワイナリーの3分の2が苦境に立たされている。中でも、バルクワインと協同組合の生産者は深刻な現状に直面している。


 ドイツワインの国内市場におけるシェアは41%に低下した。イタリアのシェアは数量ベースで18%、スペインのシェアは14%、フランスのシェアは11%となっている。
 

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