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オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュ2025、落札額は61%減少

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 第64回のオスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのオークションが9日、シャトー・ド・クロ・ヴージョで行われた。収穫量の減少で出品数が歴史的に少なく、落札額は85万6950ユーロと昨年より61%減少した。


 昨年のオスピス・ド・ニュイの出品数は150樽だったが、今年は75%減の36樽しかなかった。オスピスが所有する12haのブドウ畑の管理者、ジャン=マルク・モロンによると、収穫量が前年比で60%近く減少し、収量が1haあたり約9.5hlと過去最低となった。

 

 豊作だった2023年が出品された2024年の収益は228万1500ユーロで、2022年が出品された2023年は360万ユーロだった。


 2024年の収穫は ブルゴーニュの他の地域と同様に、多雨、霜、雹と病害によって深刻な影響を受けた。ニュイ・サン・ジョルジュのブドウ畑に2倍の雨が降ったという。昨年11月に行われたオスピス・ド・ニュイの姉妹施設オスピス・ド・ボーヌのオークションも、落札手数料を除いて1440万ユーロの売り上げで、2023年を880万ユーロ下回った。

 

 一方で、希少性により、ロットの平均価格が大幅に上昇した。昨年に比べて40%以上上昇し、2万2422ユーロとなり、2022年(2万2807ユーロ)に近い水準に達した。


 今年はオークションの主催者が変わり、フランス初のワインオークションハウス「iDealWine」が主催した。


 

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