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1976年のパリスの審判で赤ワインのトップに立ったナパヴァレーのスタッグス・リープ・ワイン・セラーズが再生有機農法(Regenerative Organic Agriculture=ROC)の認証を取得した。
カベルネ・ソーヴィニヨンで知られるスタッグス・リープ・ワイン・セラーズは1986年に買収したスタッグス・リープ・ヴィンヤードとFAYヴィンヤードを含む畑で、エネルギー節約、炭素隔離、土壌の健全化など再生型ブドウ栽培の様々な対策を導入した。
ROCは2017年に結成された再生有機農業を促進する非営利団体「再生有機アライアンス」(Regenerative Organic Alliance=ROA)が認証する。
認証プログラムは有機農業の原則を超えて、健康な土壌の構築、生物多様性の促進、動物福祉と社会的公正のサポートにフォーカス。包括的かつ全体的な農業へのアプローチとなるよう設計されている。温室効果ガスの排出削減、生物多様性の促進、地域の食料システムの支援など、環境と気候に関する取り組みをサポートする。
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズは2017年からナパグリーン認証を受けており、今年初めにはカリフォルニア認定オーガニック農業の認定も取得した。
来年55周年を迎えるスタッグス・リープは、昨年からトスカーナのマルケージ・アンティノリ社の完全所有となった。スタッグス・リープAVAで初のROC生産者となっている。
パリスの審判の白ワイン部門でトップに立ったガーギッチ・ヒルズ・エステートも2023年にROCを取得した。
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