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ラグジュアリーグッズの大手企業LVMHはワイン・スピリッツ部門モエ・ヘネシーの経営再編を発表し、ベルナール・アルノーCEOの息子アレクサンドル・アルノーが経営陣に参入して副総支配人に就任する。
モエ・ヘネシーはモエ・エ・シャンドン、ヘネシー、シャトー・ディケムなどワインとスピリッツのトップブランドを抱える大手。リーダーを20年以上務めたCEOのフィリップ・シャウスが退任し、後任には財務ディレクターのジャン・ジャック・ギオニーが就任する。
32歳のアレクサンドルはニューヨークの宝飾品ブランド「ティファニー」の副社長から、モエ・ヘネシーのブランドを統括するナンバー2となる。
モエ・ヘネシーは今年最初の9カ月間の売上高が8%減少し、グループの中で最も業績の悪い事業となった。コニャック部門がヨーロッパと中国の間の貿易紛争で打撃を受けている。中国政府は10月初旬にEUからの蒸留酒の輸入に関税を課し始めた。
返り咲いたトランプ大統領は輸入される外国製品に対する追加課税を約束しており、米国による関税の可能性もモエ・ヘネシーにとって潜在的な脅威となる。
アレクサンドルはベルナールの5人の子どもの1人。それぞれが各部門の幹部となっている。退職する幹部を若返らせる中で子どもたちが昇進している。
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