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シャンパーニュのメゾン・テタンジェが、英国ケント州に建設していた「ドメーヌ・エブルモン」(Domaine Evremond)の落成式が10月26日に行われ、グランド・オープンした。プレミアム・イングリッシュ・スパークリングの本格的な生産に入る。
ドメーヌ・エブルモンは、前社長のピエール・エマニュエル・テタンジェと英国の輸入業者ハッチ・マンスフィールドのパトリック・マクグラスの話し合いでプロジェクトが始動した。2009年に、ケント州チルハムにある英国最大のリンゴ栽培農家から、畑の一部を購入して、リンゴの木をブドウ樹に植え替えた。
125haの土地を所有し、そのうち60haがブドウ畑にあてられている。2017年にブドウ樹は植えられ、最初の収穫は2019年だった。テタンジェの平均樹齢45年にははるかに及ばない。グラヴィティ・フローのシステムを取り入れ、建物の3分の2は地下にある。
最初に造られた「ドメーヌ・エヴルモン クラシック・キュヴェ」はピノ・ノワール55%、シャルドネ35%、ムニエ10%。ドサージュ7g/L。2020ベースで2019を20%ブレンドしている。ステンレスタンクで発酵熟成。2024年8月にデゴルジュされた。10万本が2025年3月に英国で50ポンドで販売される予定だ。
イングリッシュ・スパークリングワインでは、ヴランケン・ポメリー・モノポール傘下のポメリーが、ハンプシャーの土地を購入してルイ・ポメリー・イングランドを生産している。
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