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チリを代表するヴィーニャ・コンチャ・イ・トロが、環境、企業統治、社会パフォーマンスの高水準を満たす企業を認定する Bコーポレーションの再認証を取得した。
再認証を受けた生産子会社は、コンチャ・イ・トロ、ヴィーニャ・コノ・スル、アルゼンチンのボデガ・トリベント。カリフォルニア・メンドシーノのボンテラ・オーガニック・エステート(元フェッツァー・ヴィンヤーズ)は2021年に再認証を受けた。
コンチャ・イ・トロは2021年に初めてBコーポレーションの認証を取得し、チリの証券取引所に上場する初めてBコープ認証を取得した企業となった。
今年の評価では、グループは93.9ポイントを獲得し、2021年より12.5ポイント上昇した。全国的な干ばつ地域での水管理が強調された。四季を通じて水の供給を確保し、技術、貯水容量の増加、灌漑計画の最適化などを行う農業経営が評価された。
エドワルド・ギリサスティCEOは持続可能性の透明性の強化を強調し、「獲得したスコアは、持続可能なビジネスモデルとより良い未来を築くためのベンチマークになるための私たちの進歩を示している」とコメントした。
Bコープ認証は非営利団体のシステマ・B が主導している。社会や環境への影響を測定して認証を与える。約4000のBコーポレーションが、世界70か国、150を超える業界で活動している。
コンチャ・イ・トロとメルシャンは4月に、パシフィック・リンク・プロジェクトを発表した。両社のワインメーカーが両国を行き来し、ワインを生産する。コンチャ・イ・トロは世界の消費者に受け入れられやすい風味バランスのワインを造り、メルシャンは日本国内だけでなく幅広い層にアピールできるワインを造る。
メルシャンは「シャトー・メルシャン 岩出甲州 アミシス 2023」を4月から国内で販売し、シンガポールに輸出している。シャトー・メルシャンの売り上げは2023年に10億円に達した。
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