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英国の宰相ウィンストン・チャーチルのブロンズ像が、愛飲したシャンパーニュ、ポル・ロジェのメゾン敷地内に設置され、6月末に除幕式が行われた。
3年がかりで刷新された生産施設の外に設置されたチャーチル像の足元には、お気に入りのブリュット・ヴィンテージ1928を入れたアイス・バケツが置かれ、チャーチルは葉巻をくわえている。
除幕式にはチャーチルの孫のニコラス・ソームズ卿、ひ孫のランドルフ・チャーチル、メゾン5代目のユベール・ド・ビイィのほか、エペルネ市長やパリ駐在英国大使らも出席した。ゲストはキュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチル2013ととともにディナーを楽しんだ。
ジャック・ポル・ロジェの妻オデットとチャーチルの間には生涯にわたる友情関係が結ばれ、今も両家の間に続いている。チャーチルはヴィンテージ・シャンパーニュしか飲まず、ポル・ロジェの1928年がお気に入りだった。
チャーチルは生涯で4万2000本のポル・ロジェを飲んだと推定されている。最初の請求書の日付である1908年から1965年に彼が亡くなるまで、1日におよそ2本(パイント瓶)を飲んだという計算に基づいている。
2024年はポル・ロジェの175周年、チャーチル生誕150周年、連合軍がノルマンディに上陸したDデイとエペルネ開放80周年など多くの記念日にあたっている。
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