マルケージ・フレスコバルディ、ファブリツィオ・ドージが新CEOに就任

 イタリアの名門マルケージ・フレスコバルディ・グループのCEOに、COOのファブリツィオ・ドージが任命された。引退したジョバンニ・ゲッデス・ダ・フィリカーヤの後を継ぐ。ドージは2019年2月にCOOとして入社した。ダ・フィリカーヤはグループの取締役会メンバーにとどまる。

　ドージはボルゲリのオルネッライアとマッセート、モンタルチーノのテヌータ・ルーチェ、米オレゴンのドメーヌ・ロワ・エ・フィス、コッリオのアテムス、トスカーナに展開するカステッロ・ディ・ニポッツァーノ、テヌータ・カステルジョコンドなどフレスコバルディ・グループの全ブランドを監督する。

　54歳のドージはブルガリ時計事業部門のシニアディレクター、ジョルジオ・アルマーニ香港のCEOなどで、ブランドビジネスのマーケティングを経験してきた。

　「ワインの世界には常に情熱を持っており、それはイタリアにとって重要な経済的・文化的エンジンです」とコメントした。5年間一緒に働いたランベルト・フレスコバルディ社長は「多岐にわたる分野での経験を積んで、大きな情熱を持ってワインの世界に飛び込みました。異なる視点から物事を見るという彼の付加価値を、惜しみなく生かしてくれるでしょう」と語った。