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ローラン・ペリエ、英国の王室御用達ブランドに認可

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 シャンパーニュのメゾン・ローラン・ペリエが、英国のチャールズ国王から王室御用達(ロイヤル・ワラント)を授与された。バッキンガム宮殿が13日、ローラン・ペリエを含む145社がロイヤル・ワラントを保持していることを発表した。


 チャールズ国王はローラン・ペリエの長年のファンで、プリンス・オブ・ウェールズ(ウェールズ公)として、王室御用達を授与していた。今回は国王陛下としてこの家族経営メゾンに栄誉を授与した。


 アレクサンドラ・ド・ノナンクールとステファニー・ド・ノナンクール夫妻は、「国王陛下より王室御用達を授与されたことを大変光栄に思います。この栄誉は私たちと陛下との長年にわたる関係を再確認するものです」と発表した。


 王室御用達は王室に商品やサービスを提供したと認められた企業に授与される。企業は自社の製品、施設や広告に王室の紋章と「予約により」という文字を表示する許可を与えられる。ブランドは5年連続で、商品やサービスを王室に供給する必要がある。


 エリザベス2世女王の治世中は、女王陛下、エディンバラ公、ウェールズ公の3人が王室御用達を授与することができた。エリザベス2世女王が2022年に亡くなり、800を超す企業の認可は厳密には無効になった。


 チャールズ国王は皇太子時代の御用達ブランドのリストを再審査した結果、あらゆる業界の145社を認可した。飲料小売りの分野では、英国で最も歴史のある独立系ワイン商「コーニー&バロー」も授与された。同社は1992年に英国でDRCの唯一の供給者となった。仲介業者を通さず、消費者に提供している。ベリー・ブラザーズ&ラッドも授与された。


 カミラ女王も王室御用達の発行を許可されるようになった。女王はイングリッシュ・スパークリングワインのキャメル・ヴァレーを含む7社を認めた。共同創業者ボブ・リンドーは「女王陛下はイングリッシュワインの発展に強い関心を持っており、業界を代表するワインGBの社長として、素晴らしい励ましと熱意を与えてくださった。彼女の最初の王室御用達の保持者の1人に任命されたのは非常に特別なことです」とコメントした。


 現時点で、シャンパーニュのメゾンで与えられたのはローラン・ペリエだけ。エリザベス女王時代に認められていたボランジェ、クリュッグ、ランソン、ルイ・ロデレール、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、ポル・ロジェ、GHマムはまだ審査中だ。


 王室御用達のお墨付きはブランドに威信と信頼感を与える。評価基準には持続可能性も含まれ、保有ブランドだからといって自動的に継続されるわけではない。メゾンは王室の判断を固唾をのんで見守っている。

 

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