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大橋健一MWとテイスター/ソムリエの大越基裕がタッグを組んだ新感覚のワインショップ「インタートワイン・ケーエム ヤマジン」が13日、麻布台ヒルズ(東京・港区)にオープンする。
店内のカウンターで素材とワインをピンポイントで合わせる「コンポートペアリング」を提供し、1200種のワイン、140種の日本酒、80種の焼酎をそろえている。
コンポートペアリングは、ワインと料理のペアリングの達人である大越さんが、両者の風味やテクスチャーをテイスティングによって分析しながら、最適なペアリングを提供して、新たなセンセーションを提供する。
白ワインでは、チリのレタのシャルドネを「いぶりがっこ×クリームチーズ×白胡椒」に合わせている。ワインのクリーミィなテクスチャー、ほろ苦み、冷涼気候から来る白胡椒のタッチ、スモーキーな風味が料理と共鳴している。
リオハのコンティーノのロサードは「パプリカ×ドライトマト×オリーブオイル×塩」とペアリング。パプリカの苦みと甘み、ドライトマトのフェノリックなタッチ、オリーブオイルのオイリーなテクスチャーが、ロサードの精妙な味わいと相乗している。
「ペアリングのレシピは自宅で再現できるものばかり。お客様がインスピレーションを得て応用できる。人間は起きている時間の6分の1は食事にあてている。ペアリングで食を豊かにすることが人生の豊かさにつながる」と、2年がかりの構想を実らせた大橋MWは語る。
ワインはブルゴーニュやイタリアのグランヴァンはもちろん、レアな日本ワイン、新世界の新興産地など幅広いラインアップ。MWのグローバルな視野が反映されている。有名産地の有名なブランドばかり飲んでいる愛好家には発見が多いだろう。広くて明るい店内の棚を探索しているだけで時間がたってしまう。
世界のワインを知るナパの栽培家スティーブ・マサイアソンは訪れて「世界にこれほど充実した品揃えのショップはないだろう」と感嘆したという。MWやMSら世界のプロが来日したら必ず訪れる場所になるだろう。入手困難なワインもプレミアム価格ではなく、リーズナブルな設定になっている。
2人の頭文字をとった「インタートワイン ケーエム ヤマジン」(intertWine K×M YAMAJIN)は午前11時から午後8時まで。電話は03-6277-8203。
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