ブルゴーニュでワイン7000本を盗んだ男が逮捕

　50万ユーロ相当のワイン7000本を盗んだ男が、ブルゴーニュで逮捕された。

　地元紙報道によると、この56歳の男は倉庫から4本のワインを盗んでいるところを、監視カメラで撮影されて、雇用主が警察に連絡した。醸造所で働いていた男は数年間にわたって、ボーヌのワイン倉庫から盗んでいた疑いがある。

　捜査の結果、男は現在の職場や以前に働いたほかの生産者からワインを盗んでいたと見られる。警察が自宅を捜索したところ、約7000本のワインが発見された。母親の家の地下室にもワインを並べていた。ヴォーヌ・ロマネのグランクリュや名門生産者が含まれていたという。

　男は盗んだワインを転売しようとしていた形跡はなく、高級ワインのコレクションをしていた動機が注目されている。

　フランスでは高額なワインの盗難が続いている。1月にはパリのレストラン「ラ・トゥール・ダルジャン」のセラーから、ロマネ・コンティを含む80本を超す高価なワインが盗まれていたことが明らかになった。