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イスラエル初のマスター・オブ・ワインのエラン・ピックMWら3人のワインメーカーが、ボルドー・オー・メドックのクリュ・ブルジョワ「シャトー・トゥール・デュ・オー・ムーラン」(Chateau Tour du Haut Moulin)を買収した。ボルドーの歴史的なワイナリーがイスラエル人の所有となるのは初めて。
ツォラ・ワイナリーのCEOでワインメーカーのエラン・ピックMWは2016年にイスラエル初のマスター・オブ・ワインとなった。ペトリュスの醸造長を務めたジャン・クロード・ベルーエがワイナリーのコンサルタントを務めている。ピックMWもボルドーで働いた経験がある。ボルドーへの関心が深かった。
ジェーン・アンソンのインサイド・ボルドーによると、今回のプロジェクトにはツォラのワインメーカーであるダン・シェインマン、ツォラと同じジュディアン・ヒルズのフラム・ワイナリーのオーナーのゴラン・フラムも加わっている。
シャトー・トゥール・デュ・オー・ムーランは、マルゴーとサン・ジュリアンの間のキュサックにあり、オー・メドックの中心部に位置する。1870年以来の家族経営。オーナーのリオネル・ポワトゥが醸造家を務めている。安定した品質で定評がある。ポワトゥが管理・運営を続ける。
3人はレグリーズ・クリネなど右岸のシャトーをコンサルティングするヴァンサン・デュプシュのサポートを受けてワイン造りを活性化する。コーシャワインを生産するのが狙いの1つ。2024年から本格生産に乗り出す。
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