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シャトー・ムートン・ロスチャイルドが1日、2021ヴィンテージのアーティストラベルを発表した。ベルリンを拠点に活躍する塩田千春さん四季と人間の関わりを表現した「ムートンの宇宙」が採用された。
塩田さんは1972年、大阪生まれ。絵画、動画、インスタレーション、舞台芸術など多彩なジャンルで作品を発表している。身の回りのオブジェを集めて、無数の糸で紡がれた空間に包み込ませるインスタレーションで知られ、掴みどころのない感情を形にしてきた。
2008年に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞し、2015年に日本代表としてヴェネチア・ビエンナーレに出品され、国際的な知名度を高めた。。
「ムートンの宇宙」は四季を表現する4本の線で、人間と自然がつながり、そこに四季にまつわるあらゆる感情がつながれている。日本人アーティストの採用は、1979年の堂本尚郎さん、1991年の節子バルテュスさんに続く3人目で、30年ぶり。
2021年は2018年から2020年の暑くて乾燥したトリオとは対象的な気候だった。春に霜が降りて、6月と7月に大雨が降った。9月は気温が低く、雨も降って収穫を遅らせた。9月22日に始めて10月6日に終えた。2020年に引退したフィリップ・ダルーアンのあとを継いだ技術責任者ジャン・エマニュエル・ダンジョワがすべてを手掛けた最初のヴィンテージ。
「シャトー・ムートン・ロートシルト 2021」(Chateau Mouton Rothschild 2021)は明るいガーネット、ブラックベリー、杉、ラベンダー、メントール、ジューシーなタンニンは溶け込んでいて、はつらつとした酸味がある。ミント、フレッシュなハーブ、リニアでバランスのとれたミディアムボディ。クラシックなスタイルに回帰した。熟成によって官能性を発揮するのを待ちたい。カベルネ・ソーヴィニヨン89%、メルロー10%、カベルネ・フラン1%。12万円で来年5月に発売。94点。
輸入元はエノテカ。
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