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フランスの消費者がアルコール消費を控えて、ノンアルコールのカクテルやビールの人気が高まっている。ニールセンの市場調査会社「CGA」が発表した。
CGAはオンプレミス市場の調査をして、飲食サプライヤー向けにデータを提供している。今回の調査はフランスのオンプレミス消費者5000人を対象に行なった。
調査によると、半数以上 (52%) が今後12か月以内にアルコール摂取量を大幅またはわずかに減らす計画があり、さらに16%がすでに節制していることが明らかになった。
ホテルやナイトクラブ、レストランに出かける時に、調査対象者の41%がノンアルコールのカクテル(モクテル)を飲み、34%がノンアルコールまたは低アルコールのビールを選んでいる。ノンアルコールと低アルコールのワインの注文は15%にとどまっている。
CGAのプレスリリースは「フランスの消費者は自分の健康をより心配しており、それが飲酒量に大きな影響を及ぼしている」と指摘し、「この傾向は進化している」と付け加えた。
カクテル消費者のほぼ半数(46%)は外出時にほぼ毎回、ノンアルコールか低アルコールのカクテルを飲んでおり、21%は1年前より多く飲んでいると答えている。
モクテルはノンアルコールのカクテルで、気軽に楽しめる。調査によると、消費者はパイナップル、ストロベリー、ラズベリーのフレーバーを好むという。
調査対象者の半数以上(53%)が少なくとも毎週、オンプレミスを訪問している。平均的な訪問者よりも9%多い。外食や飲酒に月に86ユーロを費やし、全消費者平均の平均79ユーロより多い。
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