ベルトー・エポワス、世界最高のチーズに選ばれる

　世界のチーズと乳製品のコンクールがフランス・トゥーレーヌ地方のトゥールで行われ、メゾン・ベルトーが牛乳から作るウォッシュタイプのエポワス「ペリエール」が世界最高のチーズに選ばれた。

　地元報道によると、2年おきのコンクールは見本市の中で開かれ、今回が6回目。48か国から約200の出展者が集まった。世界中の1550種のチーズを、20か国の約250人の審査員が、ラベルの貼られていない状態でブラインド試食して、事前に最高点の12種を選抜した。

　12人の専門家からなる国際審査員が選ばれた12種を試食して投票し、ベルトーのエポワス「ペリエール」が世界最高のチーズ賞に輝いた。「プレゼンテーション、カット、食感、香り、味わい」が評価基準だという。

　エポワスはブルゴーニュワインと相性がよい。1950年代にエポワスを造る農家は2軒しかなかった。ブルゴーニュ地方北部のアヴァロンに近いエポワス村に1956年から本拠を置くメゾン・ベルトーが復活させたという。

　
　ベルトー総支配人のクリストフ・プルヴォストは「誇りに思っている。私たちはAOPの一部であり、原則に執着している。私たちの歴史は牛乳生産者から始まり、チーズ工場の従業員が部分的に先祖伝来の製法を繰り返している」と語った。

　2位はスイスのエティバスのアルプスチーズ生産者協同組合が牛乳で造るハードチーズ「エティヴァス」（L’Etivaz）。3位はトゥールのムーラン・ロドルフ・ル・ムニエ・チーズのシェーブル「クーロンヌ・ド・トゥレーヌ」（Couronne de Touraine）だった。

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