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全日本最優秀ソムリエ、野坂昭彦さんが5度目の挑戦で栄冠

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 第10回全日本最優秀ソムリエコンクールが8月29日と30日にわたって行われ、47歳の野坂昭彦さん(マンダリンオリエンタル東京)が優勝した。準優勝は36歳の森本美雪さん(コンラッド東京)で、3位は初出場の26歳の中村僚我さん(ロオジエ)だった。

 

 今後の女性の活躍と若い世代の台頭を予感させる中で、ベテランの野坂さんが意地を見せた。


 優勝と準優勝のソムリエは、来年9月上旬にマレーシア・クアラルンプールで予定されている「A.S.I.アジア・パシフィック最優秀ソムリエコンクール2025」に出場する。


 野坂さんは5度目の出場で栄冠をつかんだ。マンダリンオリエンタルからは、山本麻衣花さん、池田大輝さんもセミファイナルに残った。シェフ・ソムリエとしてチームを統率しながら、自らのコンクール出場に向けて集中して準備してきた。


 マンダリンオリエンタルは、フレンチ「シグネチャー」、広東料理「センス」、「タパス・モラキュラーバー」などの名店を抱えて、宴会需要や海外からの賓客も多い。全体を見渡してハンドリングしながら、目の前のお客に丁寧にサービスする能力はコンクールでも生きたはずだ。


 野坂さんは前任の加茂文彦さんから引き継いで、ワインリストも新しくした。グランヴァンだけでなく、ジョージアやオレンジワインなど新しいトレンドに目配せして、堅苦しいホテルとは異なるトレンドも意識した柔軟なワインリストを築いた。ロック音楽家YOSHIKIの熱烈なファンでもあり、生真面目な外見のうちにガッツと情熱を秘めている。


 準優勝の森本さんは出産直後にもかかわらず、前回のコンクールと同じ2位。マスター・ソムリエを目指して学習も続けている。今後は増加が見込まれる女性ソムリエールの手本となるだろう。


 中村僚我(なかむらりょうが)さんは将来が楽しみな若い世代の代表格。フランスで栽培醸造を学び、フランス語も英語もこなす。東京・銀座の3つ星「ロオジエ」で、井黒卓さんの下で働きながらサービスを磨いている。


 前回3位だった近藤佑哉さん(銀座レカングループ)は体調不良で、惜しくも欠場した。


 

左から、招待選手のJustin Hoさん、野坂昭彦さん、森本美雪さん、中村僚我さん (C)日本ソムリエ協会

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