シャトー・シュヴァル・ブラン、ピエール・オリヴィエ・クルーエがマネージング・ディレクターに昇格

　ボルドー・サンテミリオンのシャトー・シュヴァル・ブランで経営陣に交代があった。技術責任者のピエール・オリヴィエ・クルーエがマネージング・ディレクターに昇格し、ピエール・リュルトンが取締役会の会長に就任した。所有者のLVMHとフレール家が発表した。

　リュルトンは1998年にアルノー家とフレール家がシャトー経営に加わってから、シャトーを管理してきた。クルーエは2004年に研修生としてシュヴァル・ブランに入社し、そのリュルトンに採用された。2008年から技術責任者を務める。

　クルーエは新しいセラーや、ブドウ畑でのアグロエコロジーなど、重要なプロジェクトに取り組んできた。プティ・シュヴァル・ブランの白ワインの創設も監督し、初ヴィンテージの2014年は2016年に発売された。2022年のサンテミリオンの格付けに申請せず、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAの地位から脱退した。

　シュヴァル・ブラン2022は今年4月に行われたボルドー2022プリムール試飲会では、ワイン・オブ・ザ・ヴィンテージと評価された。