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ペトリュスと名前の似た安ワインのブランド訴訟、裁判所が商標権の侵害を認める

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 ペトリュスがネゴシアンの安ワイン「ペトリュス・ランベルティーニ」と商標権を巡って争っていた訴訟で、ボルドーの裁判所は商標権の侵害を認めて、ペトリュスが勝訴した。


 10年以上にわたるこの訴訟は、ブライに本拠をおくネゴシアン「シャトー・グランド・ミレジム・ワインズ」(C.G.M.VINS)が2010年、15ユーロの安ワイン「ペトリュス・ランベルティーニ」(Petrus Lambertini)のブランドを商標登録したのにさかのぼる。


 このワインはコート・ド・ボルドーのブレンドで造られる。CGMは1208年に最初のボルドー市長に選ばれたペトリュス・ランベルティーニにちなむ名前として、ブランドの商標「Coureau & Coureau Petrus Lambertini Major Burdegalensis 1208」を登録した。


 ペトリュスは2011年12月、このワインブランドについて「偽造、誤解を招く広告、欺まん」として告訴し、刑事と民事裁判に発展した。刑事訴訟は、2015年にペトリュスがCGMに勝訴したものの、2018年に控訴裁判所で覆された。


 ペトリュスは2015年にCGMに対して、2020年にCGMと新会社のダイレクト・シェに対して、民事訴訟を起こしていた。


 ボルドー裁判所の民事部は16日、CGMとダイレクト・シェがブランドの評判にダメージを与えたとして、有罪判決を下した。ブランドの商標「Coureau & Coureau Petrus Lambertini Major Burdegalensis 1208」と「Petrus Lambertini」「Petrus Lambertini No. 2」という表現の仕様を禁止し、損害に対して118万ユーロ支払うように命じた。


 ペトリュスは、ブランド名を不法に使用しようとする企業を断固として追求するとプレスリリースで述べた。

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