- FREE
英国のチャールズ国王の戴冠式に伴って、英国ではシャンパーニュやイングリッシュ・スパークリングワインのトリビュート・キュヴェが多く発売されている。
シャンパーニュには7つの王室御用達メゾンがある。ヴィクトリア女王時代の1893年から王室御用達のMoet & Chandonは「Coronation cuvee 2023」(戴冠式キュヴェ 2023)をマグナム瓶でリリースした。
アンペリアル・ブリュット・ベースのボトルには「国王陛下の戴冠式を祝うために、この特別なキュヴェを贈ることを誇りに思います」とメッセージを記している。戴冠式をイメージした記念バッジも付いている。96ポンド。
王室御用達のボランジェでは、ロンドンのショップが「Coronation of King Charles III」をリリースした。メゾンの公式シャンパーニュではないが、戴冠式の紋章をボトルに刻んでいる。72ポンド。
公式シャンパーニュは「Fortnum & Mason Coronation Brut Selection」だ。モンターニュ・ド・ランスのベルに本拠を置く家族ドメーヌのジャック・ピカールがオーガニック栽培で造るクラシック・ブレンド。45ポンド。
近年は公式晩餐会にも使われるイングリッシュ・スパークリングワインも黙っていない。王室御用達のナイティンバーはクラシック・ブレンドの「Coronation Limited Edition 2023」を発表した。
国王が所有するグロスターシャー州のハイグローヴ農園は「Coronation Collection」(戴冠式コレクション)として、「Royal Collection Coronation 2023 English Sparkling Wine」をリリースした。ガズボーンのクラシック・ブレンド、ブラン・ド・ブランなど3種のキュヴェのセット。収益は慈善事業に使われる。
また、チャペル・ダウン・ワイナリーは、2000本限定の「Chapel Down Coronation Edition 2016」を発売した。ラベルにはユニオンジャックと公式戴冠式ロゴが描かれている。売り上げが軍隊を支援する慈善団体「英国王立軍団」に寄付される。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!