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赤褐色のテラロッサ土壌が生むカベルネ・ソーヴィニヨンで知られるオーストラリア・クナワラのカトヌック・エステートが日本で発売されることになり、シニアワインメーカーのウェイン・ステベンスが来日した。
テラロッサは石灰岩層の上を粘土質の薄い赤褐色の土壌がおおっている。クナワラで幅2キロ、長さ25キロにわたって広がっている。南オーストラリア州アデレードの南東に位置するクナワラは、冷涼な海洋性気候に恵まれる。平均最高気温は19.6度とボルドーと同じ。生育期の降雨量はボルドーの384ミリより少ない257ミリで、10月から4月の日照時間はボルドーより121時間多い1593時間となる。カベルネ・ソーヴィニヨン単独で仕込まれる赤ワインが有名。
カトヌックは2001年からスペインのフレシネ傘下にあるウィンガラ・ワイングループに属する。スコットランド移民のジョン・リドックが1861年に入植したのが始まり。リースリング、シャルドネ、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンを手掛ける。カベルネ・ソーヴィニヨン2012、2008、2004、1999、1996の垂直試飲を行った。
2012はほのかに青く、ジューシーで、柔らかい。余韻に黒コショーのタッチ。2008は香りが強烈で、濃厚な果実としっかりした余韻。2004は冷涼な年を反映して緊張感があり、葉巻やチョコレートの香り。1999はダスティなタンニンが力強く、アーシーな味わい。1996はインドのスパイス、熟した果実があり、味わいはジューシー。コナワラのカベルネの熟成能力がわかった。
「コナワラは冷涼な地中海性気候に恵まれ、世界最良のカベルネ・ソーヴィニヨン産地の一つだ。ナパヴァレー、スーパータスカン、西オーストラリア州のマーガレット・リヴァーも素晴らしいカベルネを造っているが、メルロをブレンドしている。カベルネ単独で最良のワインができるのはコナワラだ。今後は植樹の間隔やクローンなど栽培の研究に力を入れる」と
アサヒビール(0120-011-121)。
テラロッサは石灰岩層の上を粘土質の薄い赤褐色の土壌がおおっている。クナワラで幅2キロ、長さ25キロにわたって広がっている。南オーストラリア州アデレードの南東に位置するクナワラは、冷涼な海洋性気候に恵まれる。平均最高気温は19.6度とボルドーと同じ。生育期の降雨量はボルドーの384ミリより少ない257ミリで、10月から4月の日照時間はボルドーより121時間多い1593時間となる。カベルネ・ソーヴィニヨン単独で仕込まれる赤ワインが有名。
カトヌックは2001年からスペインのフレシネ傘下にあるウィンガラ・ワイングループに属する。スコットランド移民のジョン・リドックが1861年に入植したのが始まり。リースリング、シャルドネ、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンを手掛ける。カベルネ・ソーヴィニヨン2012、2008、2004、1999、1996の垂直試飲を行った。
2012はほのかに青く、ジューシーで、柔らかい。余韻に黒コショーのタッチ。2008は香りが強烈で、濃厚な果実としっかりした余韻。2004は冷涼な年を反映して緊張感があり、葉巻やチョコレートの香り。1999はダスティなタンニンが力強く、アーシーな味わい。1996はインドのスパイス、熟した果実があり、味わいはジューシー。コナワラのカベルネの熟成能力がわかった。
「コナワラは冷涼な地中海性気候に恵まれ、世界最良のカベルネ・ソーヴィニヨン産地の一つだ。ナパヴァレー、スーパータスカン、西オーストラリア州のマーガレット・リヴァーも素晴らしいカベルネを造っているが、メルロをブレンドしている。カベルネ単独で最良のワインができるのはコナワラだ。今後は植樹の間隔やクローンなど栽培の研究に力を入れる」と
アサヒビール(0120-011-121)。
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