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イタリアを代表するスプマンテであるフランチャコルタの創始者ベルルッキの当主パオロ・ズィリアーニが、プロモーションで来日した。
パオロの父フランコは1961年、瓶内二次発酵方式によるスパークリングワインを考案し、「ピノ・ディ・フランチャコルタ」の名で売り出した。75年前後にブランドの顔「キュヴェ・インペリアーレ」を完成させた。フランチャコルタは67年にDOCに、95年にDOCGに認められた。バールからレストランまで、イタリアで幅広くサーブされる。
4種のキュヴェを試飲した。「ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ブリュット NV」は、フランチャコルタを考案した1961年にちなんで名づけた。カリン、黄桃、熟度は高めだが、香りに比べて味わいは引き締まっている。酸が強く、ミントやバジルの香り、チョーキーなフィニッシュ。シャルドネ90%、ピノ・ネロ10%。ドザージュはリットル当たり8グラム。
「ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ロゼ NV」は赤みの強いピンク、砕いたイチゴ、アセロラ、ピンクペッパー、抑制されていてエレガント、余韻にフレッシュなミント。ピノ・ネロ60%、シャルドネ40%。ドザージュは8グラムと特に少なくないが、フレッシュ感がある。初めてのフランチャコルタのロゼ「キュヴェ・インペリアーレ マックス・ロゼ」を造ったベルルッキらしい、生き生きした味わいと透明感のある色調。
「ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ナトゥーレ 2009」は4月にヴィニ・ディタリアで披露された。クチナシの花、青リンゴ、濡れた石、シャルドネの快活な味わいが前面に出ていて若々しい。熟度がやや高いので、シャンパーニュのような厳しさがない。ストラクチャーはしっかりしていて、余韻に塩みが残る。「収量を減らしている。搾汁率も規則の65%より厳格に45%まで下げた。2010年春に瓶詰めして、2015年末にデゴルジュマンした」と。シャルドネ80%、ピノ・ネロ20%。
フラッグシップ「ベルルッキ フランチャコルタ パラッツォ・ラーナ エクストレーメ リゼルバ 2007」はクリーミィなテクスチャー、レモンバター、カシューナッツ、非常にフレッシュで、焦点があっている。ドザージュは2グラムと少ないが、果実のふくらみがあり、バランスがとれているブラン・ド・ノワール。「究極の品質を目指して、生産量は5000-6000本。2004年に続く2番目のヴィンテージ。父には秘密にしていたが、試飲したら気にいってくれたのがうれしかった」と。
シャンパーニュより果実がリッチな分を、シャルドネ比率の高さやドザージュの少なさで調整している。フランチャコルタはストラクチャーがゆるくなりがちだが、バランスの良さが印象的だった。
2016年7月12日 東京・大手町のレストラン「ハインツ・ベック」で
ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ブリュット NV
89点
ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ロゼ NV
89点
ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ナトゥーレ 2009
90点
ベルルッキ フランチャコルタ パラッツォ・ラーナ エクストレーメ リゼルバ 2007
92点
問い合わせ:ア・ドゥエ
パオロの父フランコは1961年、瓶内二次発酵方式によるスパークリングワインを考案し、「ピノ・ディ・フランチャコルタ」の名で売り出した。75年前後にブランドの顔「キュヴェ・インペリアーレ」を完成させた。フランチャコルタは67年にDOCに、95年にDOCGに認められた。バールからレストランまで、イタリアで幅広くサーブされる。
4種のキュヴェを試飲した。「ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ブリュット NV」は、フランチャコルタを考案した1961年にちなんで名づけた。カリン、黄桃、熟度は高めだが、香りに比べて味わいは引き締まっている。酸が強く、ミントやバジルの香り、チョーキーなフィニッシュ。シャルドネ90%、ピノ・ネロ10%。ドザージュはリットル当たり8グラム。
「ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ロゼ NV」は赤みの強いピンク、砕いたイチゴ、アセロラ、ピンクペッパー、抑制されていてエレガント、余韻にフレッシュなミント。ピノ・ネロ60%、シャルドネ40%。ドザージュは8グラムと特に少なくないが、フレッシュ感がある。初めてのフランチャコルタのロゼ「キュヴェ・インペリアーレ マックス・ロゼ」を造ったベルルッキらしい、生き生きした味わいと透明感のある色調。
「ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ナトゥーレ 2009」は4月にヴィニ・ディタリアで披露された。クチナシの花、青リンゴ、濡れた石、シャルドネの快活な味わいが前面に出ていて若々しい。熟度がやや高いので、シャンパーニュのような厳しさがない。ストラクチャーはしっかりしていて、余韻に塩みが残る。「収量を減らしている。搾汁率も規則の65%より厳格に45%まで下げた。2010年春に瓶詰めして、2015年末にデゴルジュマンした」と。シャルドネ80%、ピノ・ネロ20%。
フラッグシップ「ベルルッキ フランチャコルタ パラッツォ・ラーナ エクストレーメ リゼルバ 2007」はクリーミィなテクスチャー、レモンバター、カシューナッツ、非常にフレッシュで、焦点があっている。ドザージュは2グラムと少ないが、果実のふくらみがあり、バランスがとれているブラン・ド・ノワール。「究極の品質を目指して、生産量は5000-6000本。2004年に続く2番目のヴィンテージ。父には秘密にしていたが、試飲したら気にいってくれたのがうれしかった」と。
シャンパーニュより果実がリッチな分を、シャルドネ比率の高さやドザージュの少なさで調整している。フランチャコルタはストラクチャーがゆるくなりがちだが、バランスの良さが印象的だった。
2016年7月12日 東京・大手町のレストラン「ハインツ・ベック」で
ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ブリュット NV
89点
ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ロゼ NV
89点
ベルルッキ フランチャコルタ ’61 ナトゥーレ 2009
90点
ベルルッキ フランチャコルタ パラッツォ・ラーナ エクストレーメ リゼルバ 2007
92点
問い合わせ:ア・ドゥエ
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