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カリフォルニア・ソノマのロシアン・リヴァー・ヴァレーのピノ・ノワールの先駆者ジョセフ・ロキオリJrが18日、亡くなった。88歳だった。
ロキオリJrはヒールズバーグの街から約11キロ離れたウエスト・ロードにある農場を父から受け継いだ。最初にソーヴィニヨン・ブラン、続いてピノ・ノワールの栽培を始めて、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの名前を全米に広めた。
最初はデイヴィス・バイナムにブドウを売却し、ギャリー・ファレル、バート・ウィリアムズらに売却先を広めた。とりわけ、ウィリアムズ・セリエムのワインがロキオリの畑の可能性を世に知らしめた。
ロキオリ家は1987年に、J.ロキオリ・ヴィンヤード&ワイナリーのナで自家元詰めを始めて、カリフォルニアのピノ・ノワールのトップ生産者にもなった。ブルゴーニュを訪れて区画別に仕込むことを学び、イースト・ブロック、ウェスト・ブロック、スリー・コーナーズ、リバー・ブロックなどの区画別ワインは、カルトな人気を誇った。
現在の当主である息子のトムによると、ロキオリは2020年9月に脳卒中を発症し、それ以来入退院を繰り返していた。
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