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フランスのバーやレストランがワインをバイ・ザ・グラスやピッチャー、ボトルで消費者に提供する際に、原産地の表示が義務付けられた。7月24日に政令が発表された。
農家の収益を守るため、商品の原産地に関する情報の充実が求められていた。農産物・食品の情報透明化に関連する法律が2020年6月に導入される予定だったが、新型コロナウイルスで延期されていた。
ボトルワインの場合は情報が表示されているが、グラスやピッチャーで提供するワインの場合は、原産地が必ずしも表示されていなかった。今後はメニュー、ワインリスト、提供施設の媒体で、原産地呼称保護(PDO)や地理的表示保護(PGI)など原産地を示す情報を提供する必要がある。違反した場合は1500ユーロの罰金が課される。
産地が不明瞭なワインを、ハウスワイン(cuvee du patron)として販売することができなくなる。
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