オレゴン州で23番目、「オレゴン州ポーク郡マウント・ピスガーAVA」誕生

　オレゴン州ポーク郡マウントピスガーが、オレゴン州で23番目のAVA（アメリカ政府公認ブドウ栽培地域）として、米国のアルコール・タバコ税・貿易局（TTB）に認められた。ウィラメット・バレーでは11番目のAVAとなる。

　オレゴン州ポーク郡マウント・ピスガーAVA（Mount Pisgah,Polk County,Oregon AVA）はオレゴン州セーラムの西に位置する。栽培面積は236ha。ウィラメット・ヴァレーで2番目に小さいが、密植度は高い。5年前から承認の請願を行ってきた。

　近くに流れるウィラメット川の暖かさ、ヴァン・ダーザーの風、西にあるローレル・マウンテンの雨陰の影響を受ける。ピスガ山は6500万年前に海底火山として形成され、その後、海から押し上げられた海洋堆積物に覆われている。

　一般的なブドウ品種は、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、シャルドネ、テンプラニーリョ。

　オレゴン州レーン郡にある別の「マウント・ピスガー」と区別するために、AVA名はオレゴン州ポーク郡マウント・ピスガーという長い名前になった。

　オレゴン州には995のワイナリーがあり、1370のブドウ畑がある。年間72億ドルの経済効果を州内に生み出している。