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シャトー・クラークを所有するエドモンド・ド・ロスチャイルド・グループの投資会社「エドモンド・ド・ロスチャイルド・ヘリテージ」が、ニュージーランドの地所を拡大する。セントラル・オタゴのワイナリー「アカルア」(Akarua)買収で、オーナーと同意した。
アカルアはバノックバーンにあり、栽培面積は34.5ha。ピノ・ノワールが主体でシャルドネやリースリングも生産する。実業家のクリフォード・スケッグス卿とマリー夫人が1995年に土地を購入し、1999年に最初のワインを詰めた。「バノックバーン ピノ・ノワール 2019」はパーカーポイント92点を獲得した。
エドモンド・ド・ロスチャイルド・ヘリテージは、ワイナリー、ホテル、食品サービスなどライフスタイル資産を統合している。ニュージーランドでは、マールボロのリマペア(Rimapere)も10年前に買収した。ニュージーランドの海外投資庁の同意を得られれば、リマペアの技術責任者アン・エスカルが業務を引き継ぐ。
エドモンド・ド・ロスチャイルド男爵の息子ベンジャミン・ド・ロスチャイルドが妻のアリアンヌとともに、シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルドをロスチャイルド一族と共同で設立。リオハではヴェガ・シシリアとのジョイント・ヴェンチャーでマカン(Macan)も手掛けている。
ベンジャミンは2021年に亡くなり、アリアンヌが仕事を引き継いでいる。
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