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ボルドー・ソーテルヌのシャトー・スデュイローが、3つの新しい辛口ワインをリリースする。シャトー・ギローの「グラン・ヴァン・ブラン・セック」(Grand Vin Blanc Sec)と同じ動きで、ソーテルヌの大手資本のドライワイン傾斜が明確になっている。
新たに発売されるのは、「シャトー・スデュイロー ヴィエイユ・ヴィーニュ グラン・ヴァン・ブラン・セック」(Chateau Suduiraut Vieilles Vignes Grand Vin Blanc Sec)、「シャトー・スデュイロー ピュール・セミヨン グラン・ヴァン・ブラン・セック」(Chateau Suduiraut Pur Semillon Grand Vin Blanc Sec)、「ライオンズ・ド・スデュイロー・ボルドー・ブラン・セック」(Lions de Suduiraut Bordeaux Blanc Sec)の3キュヴェ。
スデュイローを所有するアクサ・ミレジムのクリスチャン・シーリー社長は、2004年に最初の辛口「S de Suduirau」を発売して以来、スデュイローのテロワールが辛口白ワインを生み出す可能性を見出してきた。
「可能性を生かし、シャトー・スデュイローのワイン生産を戦略的に再編成する時だと感じている。高品質の個性的な辛口白ワインの生産は、シャトー・スデュイローの将来にとって重要な要素」と発表した。
甘口については「グラン・ヴァンは畑の中心にある古木の貴腐ブドウから、最も厳しい選別で造られ続ける。生産量は近年よりもさらに少なくなるだろうが、これは最高の品質を追求するためで、偉大なソーテルヌの未来の鍵であると信じている」と述べた。
「ヴィエイユ・ヴィーニュ グラン・ヴァン・ブラン・セック」はセミヨンとソーヴィニヨン・ブランのブレンドした。平均樹齢は45年。ソーテルヌのプルミエクリュに格付けされたテロワールから造る。
「ピュール・セミヨン グラン・ヴァン・ブラン・セック」はセミヨン100%。「ライオンズ・ド・スデュイロー・ボルドー・ブラン・セック」は細かい砂利堆積土壌の平均樹齢20年のセミヨン52%、ソーヴィニヨン・ブラン48%から造られる。
シャトーは新たなワイン生産のために大規模な設備投資を行うという。
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甘口ワインは健康志向の広がりもあって、コストの高さに見合う価格と売れ行きを実現するのが難しくなっている。
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