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パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー、2020ヴィンテージを100周年特別ボトルで発売

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 シャトー・マルゴーは白ワイン「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」の100周年を記念して、2020ヴィンテージを特別ボトルでリリースする。


 シャトー・マルゴーは1710年から白ワインを生産してきた。当初は「シャトー・マルゴー ヴァン・ブラン・ド・ソーヴィニヨン」と呼ばれていたが、1920年にパヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーと名前を改めた。


 この名前の100周年を記念したボトルは、初めてロウで封印される。ミッドナイトブルーのロウの色は、ラベルのフォントを反映させるために選ばれた。天面にはシャトーのロゴが入っている。


 スクリーン印刷された白地ラベルの下には、「A century of Pavillon Blanc」と書かれ、1920年と2020年を重ねたロゴが金文字でスクリーン印刷されている。3本入りと6本入りのケースの上部にはシャトー・マルゴーのロゴと、ボトルと同じフレーズ「A century of Pavillon Blanc 1920-20」が書かれている。


 シャトー・マルゴーの白ブドウの畑は11haで、エステートの歴史的な区画の一つに位置している。年々、選別を強化し、現在では収穫量の半分以下しか使わない。新樽25%の400Lドゥミミュイで熟成する。メドックの白ワインのトップに位置し、ソーヴィニヨン・ブラン100%としては熟成能力も高い。

 

 シャトー・マルゴーの研究開発部門は品質向上の努力を絶え間なく続けている。パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーは、2017から紫外線を防ぐ黒いボトルにディアムで詰めている。紫外線による品質の劣化を避けるため、見た目の美しさより実をとった。2020のミッドナイトブルーのロウ封とも色調が調和している。

 

メドックも右岸も白ワインのひそかなブーム

 

 消費者のヘルシー志向に合わせて、ボルドーでは白ワインの生産が増えている。ペサック・レオニャンが主体だったが、メドックや右岸にも増えている。
 

 マルゴーでは、カントナック・ブラウン、プリューレ、リシーヌ、デュ・テルトル、ダルサック、カントナック・ブラウン。サンジュリアンではラグランジュ、タルボ、ポイヤックではムートン・ロートシルト、ランシュ・バージュ、サンテステフではコス・デストゥルネル、トロンコワ・ラランドなどが白を生産している。


 右岸の白ワインも150年前からの歴史がある。近年では、サンテミリオンのヴァランドロー、シュヴァル・ブラン、モンブスケ、ラ・ガフリエール、フォンブロージュ、フルール・カーディナル。カスティヨン・コート・ド・ボルドーのデギーユ、フロンサックのグラン・ヴィラージュ(ラフルールのギノードー家)、ドーファン、フォントニールなどが手掛けている。

ミッドナイトブルーのロウ封
6本入木箱にもロゴとボトルと同じフレーズを刻印

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