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シャンパーニュ委員会(CIVC)が8日、2021年の作柄と解禁日を発表した。9月6日に収穫は始まり、27日まで続く。収穫量は大幅に減少する見込みだが、品質には影響はないと強調している。
最も早いのはオーブ県で、ビュクセイユ(BUXEUIL)とセル・シュール・ウルス (Celles-sur-Ource)、ポリゾ(Polisot)とポリジー(Polisy)のピノ・ノワールとムニエが、それぞれ6日に収穫が解禁された。
2021年は4月の霜、雹害、6月と7月に数週間にわたって降り続いた雨でミルデュー(べと病)とカビが広がった。CIVCは霜による収量の損失が約30%、べと病により25-30%が失われたと見ている、雹は500haに影響を与えて、半分の250haは全壊となったという。
ドリンクス・ビジネスのパトリック・シュミット編集長は、霜害、病害などにより、自然な収量は60%減少し、7000kg/haになると予想している。これは40-50%減少した猛暑の2003年を下回り、開花と結実が影響を受けた1981年以来、40年ぶりに少ない収穫という。
CIVCのマキシム・トゥバール共同会長は「成熟の度合いに差がある状況を踏まえると、区域ごとに適した収穫を行うことは必要不可欠。最良の条件で収穫し、最高品質のぶどうを保証できるよう編成してゆく」と語る。
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