南オーストラリアのバード・イン・ハンド、来場者に2回のワクチン接種を義務付け

　オーストラリアのアデレード・ヒルズのワイナリー「バード・イン・ハンド」は、顧客の新型コロナワクチンの2回のワクチン接種を義務付けると発表した。ABCニュースによると、南オーストラリアで初の事業者と見られる。

　来場者は2回のワクチン接種が必要となる。ワイナリー創業者アンドリュー・ニュージェントは2日に「私たちの家族、スタッフ、お客様、そして素晴らしいBird in Handコミュニティの健康と幸福を守るために、11月15日までに完全にワクチンを接種したワイナリーを目指す」と、Facebookで発表した。

　12日現在、6000件を超すコメントが書き込まれ、大半は歓迎しているが、反対意見も存在する。

　ニュージェントは「すべての回答に感謝します。健全な議論ができました。私たちは、皆さんが団結し、同じ意見を持たない人々に敬意を払うことを強く求めます」とInstagramに書き込んだ。

　ワイナリーのセラードアとレストランは大規模な回収のため、昨年9月から閉鎖されている。

　南オーストラリア州のワイナリーでは7月に、二次感染者による大規模感染が起きた例もある。