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気候変動を防ぐため、重いガラス瓶に代わるワイン容器に関心が高まる中で、英国のオンライン・ワインショップが初めて紙製ボトルに詰めたイングリッシュワインを売り出した。ガラス瓶より5倍軽く、二酸化炭素排出量は84%削減されるという。
オンライン・ワインショップ「The English Vine」によると、ワインは2020年に設立された企業「Frugalpac」の開発したFrugal Bottleに詰められている。紙製ボトルの中に再利用可能な食品用パウチが入っており、ワインを密閉して安全に保管できる。
同社によると、重さは約82グラム。通常のガラス瓶より5倍軽く、カーボン・フットプリントは6倍少ない。94%リサイクルが可能で、プラスティック製ボトルよりプラスティックが77%少ない。
The English Vineが販売するワイン「NUMBER 1 PAPER BOTTLE」はバッカス種から造られた白ワイン。スクリューキャップを採用している。1本13.99ポンド。
The English Vineの創業者ニール・ウォーカーはウェブサイトで、ガラス瓶ではないワインを低品質とみなす見方を変えて、環境に優しいパッケージで高品質ワインを楽しめることを提案すると表明。今後5年間で、100%ガラスを使わないパッケージにするという。
牛乳のように、詰替え可能なボトルを利用し、電動ワインバンで消費者の自宅に届けるボトムレス・ボトル・サービスも計画している。
サステイナビリティに敏感な消費者の多い英国では、輸送時の二酸化炭素排出量の多いガラス瓶に代わるワイン容器に対する関心が高まっている。
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