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シャンパーニュにまた新たな女性シェフ・ド・カーヴが生まれた。
シャンパーニュのメゾン、カステルノーは、カリーヌ・バイユル(Carine Bailleul)を、エリザベート・サルスレ(Elisabeth Sarcelet)の後任のシェフ・ド・カーヴに任命した。
バイユルは2003年、ランス大学醸造学部でフランス国家認定ワイン醸造士(DNO)の資格を取得するための勉強中に、カステルノーで研修した。メゾンに入社してサルスレの下で働き、2010年にアシスタント・ワイナリー・マネジャーに就任。2015年からワイナリーと瓶詰めの責任者を務めてきた。40歳。ドローム県ディー出身。羊のブリーダーの両親の下で育った。
2013年からシェフ・ド・カーヴを務めるサルスレは年末に引退する。
カステルノーのマネージングディレクター、パスカル・プリュドムは「私たちはカリーヌの献身的なリーダーシップとビジョンの下で、メゾンの魂と精神が成長していくことを確信している」と述べた。
カステルノーはランスに本拠を置く協同組合。155クリュに900haを所有する。
シャンパーニュには、ヴーヴ・クリコやリリー・ボランジェら未亡人オーナーがメゾンを発展させてきた歴史がある。近年のメゾンは女性の経営者やシェフ・ド・カーヴが増えている。クリュッグのジュリー・カヴィルのように、シャンパーニュ以外の業界から、国家醸造士の資格を取得して飛び込んでくる女性も少なくない。
以下は代表的なメゾンの女性シェフ・ド・カーヴ。
クリュッグ ジュリー・カヴィル
ペリエ・ジュエ セヴリーヌ・フレルソン
アンリオ アリス・テティエンヌ
アヤラ カロリーヌ・ラトリヴ
ジョセフ・ペリエ ナタリー・ラプレイジュ
デュヴァル・ルロワ サンドリーヌ・ロジェット・ジャルダン
ドゥ・ヴノージュ イザベル・テリエ
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