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イタリア・バローロのブリッコ・ボスキスに居を構える古典派の老舗カヴァロットのオリヴィオ・カヴァロットが、新型コロナウイルスのため、入院中の病院で亡くなった。90歳だった。
カヴァロットはカスティリオーネ・ファレット地区のブリッコ・ボスキスで1928年に創業。3代目のオリヴィオは、戦争で道路も橋も破壊された1946年、ワインを仕込み、カヴァロットのラベルで詰めた。ブローカーは不況でワインを買わなかったため、地元のレストランやトラットリアに直接販売した。
ロレンツォ・コリーノと協力して、1975年から有機栽培を始め、ほかの栽培農家からは異端視されたが、品質を向上させた。スラヴェニアン・オークの大樽で熟成させ、古典的で優雅なワインを世に出している。1967年、バローロ・ブリッコ・ボスキスを発売。バローロで畑名を表示したワインを発売した最初の1人だった。
現在はオリヴィオの子供のローラ、ジュゼッペ、アルフィオが25haの自社畑のブドウから、バローロ、ドルチェット・ダルバ、バルベラ・ダルバ、ランゲ・ネッビオーロ、ランゲ・フレイザ、ランゲ・シャルドネなどを生産している。
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