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ローリング・ストーンズが、8年ぶりの新曲”Living in a Ghost Town”を発表した。1年前に録音された曲だが、新型コロナウイルスで都市からひとけが消えた現在の世界を想起させる不気味な内容と曲調に仕上がっている。
ストーンズにとっては、2012年発売のデビュー50周年のコンピレーション「GRRR! グレイテスト・ヒッツ 1962-2012」で発表された“Doom and Gloomと”One More Shot”以来のオリジナル新曲となる。
不気味な緊張感を与えるブルース調の曲。YouTubeで公開された4分の公式ビデオにはキースのギターやミックのハープの演奏、3人でコーラスする録音風景が盛り込まれている。人気の途絶えたケープタウン、京都、ロンドン、LA、オスロ、トロントなどの都市風景や地下鉄が映し出され、現在の世界の状況を反映している。
ストーンズが2019年最初に、ロサンゼルスのスタジオに入り、ジャガーとキース・リチャーズが作曲して録音した。ジャガーのTwitterによると、「我々が暮らしている時代に反響していると考えた」という。
アップル・ミュージックとのインタビューによると、「現在のために書かれた曲ではないが、奇妙なことだ。生き物があふれていたが、失われてしまった場所について書かれている。ギターでジャムしていて、ものの10分で書き上げた」という。
ジャガーとリチャーズはすぐにリリースすべきだという意見で一致したが、歌詞の一部を変えた。「書き直さないいけなかった。いくつかはうまくいってないし、ちょっと不気味だった。少し手直ししたが、書き直す必要はなかった。大半はオリジナルのまま」という。
こちらが公式ビデオ。
ストーンズはここ数年、プロデューサーのドン・ウォズと共に新作の録音を進めている。5月から7月にかけて全米を回るNo Filter Tourの日程を発表していたが、延期となった。Facebookで「一緒にこの状況を乗り越えて、近いうちに会おう」と発表していた。
18日に行われた、オンラインのチャリティライヴ「One World: Together At Home - Global Citizen」でも、”You Can't Always Get What You Want”を演奏し、ストーンズ健在を示した。
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