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カリフォルニアのナパやソノマのカルトワイナリーを含む生産者たちが、オンラインのチャリティ・オークションにワインを高価な大容量ボトルなどを寄贈して、新型コロナウイルスで失業したレストラン労働者を救済する活動に協力している。
現地の報道によると、ナパヴァレー・ヨーントヴィルの3つ星レストラン「フレンチ・ランドリー」の元ソムリエが、失業中のレストラン労働者を救おうと、チャリティのためのベンチャー企業「Wine Country for Restaurants」を立ち上げた。交流のある友人のバイヤー、ソムリエ、レストラン支配人、シェフらを救済するのが動機だった。
つながりのあるワイナリーに声をかけたところ、スクリーミング・イーグル、ケイマス、オービッド、ダナ・エステーツ、スタグリン・ファミリー、フロッグス・リープなど数十ワイナリーが趣旨に賛同して、高価な大容量ボトルなどを寄付してくれた。さらに参加ワイナリーが増えている。大容量の特別ボトルは、中止になったオークション・ナパヴァレーなどにしばしば出品されているが、通常は入手が困難。
オークションはオンライン・オークション会社「WineBid」のプラットフォームで行われる。収益は「レストラン・ワーカーズ・コミュニティ・ファウンデーション」(Restaurant Workers Community Foundation)に寄付される。半分は失業中の労働者に直接支給される。半分はレストランへの無利子貸付けと、レストラン労働者を救済する非営利団体に分配される。
WineBidのセラーズ・プレミアムは通常18%だが、今回は9%に減額され、倉庫や包装の費用に当てられる。1回目のオークションは5日に始まった。毎週日曜日を起点に、1週間単位で続けられる。
1回目に出品されるワインは、「Screaming Eagle Second Flight 2013 1.5l」、「Dana Estates Lotus Vineyard Cabernet Sauvignon 2010 1.5l」、「Staglin Estate Cabernet Sauvignon 2016 1.5l」、「Ghost Block Single Vineyard Cabernet Sauvignon 2011-2013 3-bottle Vertical」など、希少なワインばかり。
寄付した主な有名ワイナリーは以下の通り。
Bond、Bryant Family、Cardinale、Clos du Val、Dalla Valle、Dana、 Duckhorn、Favia、Frog's Leap、Flowers、Ghost Block、Groth、Harlan Estate、Hudson、Larkmead、Lewis、Lokoya、Matthiasson、Nicolas-Jay、Ovid、Promontory、Quintessa、Rivers-Marie、Saintsbury、Screaming Eagle、Shafer、Silver Oak、Staglin Family、Spottswoode、Turley、Twomey、29Vineyard、ZD
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